今度はパワステ？

アクセル引っかかり事件、プリウスブレーキ事件、勝手に加速問題の次はパワステ異常だそうだ。
電動パワステが暴走するとでも言うのだろうか。

40マイル以上で走行しているときに車が勝手に向きを変えるというもの。
それはレーンキープですよなんて話ではなく、電動パワステの異常をNHTSAは調査するという。
しかし良くもまぁ次から次へと異常が見つかるものだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100218ATGM1801S18022010.html

記事では人身事故も起きているという。
勝手にステアしてしまえば事故にもなろうが、人力では修正不可能だったのだろうか。
トヨタの事だから「それは感覚の問題で、ハンドルが取られたと思ったら逆方向に強く回せば良いんです」と言うかな。

電子制御とは言えない電気制御に近い燃料噴射装置が一般車に搭載されじめた頃、無線などによって誤動作が起きると問題になった。
エンストならともかく、当時も暴走云々という話があったのではないだろうか。
しかしDBWでもなければ暴走はしにくい。
燃料量を増やしたり減らしたりしてもエンジン回転数は低下方向に行くだけで暴走には至らない。
唯一あるとすればコールドスタート系が開いてしまってエンジン回転数が多少上昇する程度だ。

トヨタも言っていたがソフトウエア開発を含めた技術や人材開発を怠ったツケかもしれない。
電子制御機器開発に関しての見直しを迫られる事は必至だろう。
低価格のみの追求ではなく、高信頼性も追求して貰わないと。

日本の製品は車に限らず短期間での開発を強いられる場合が多い。
そのために十分な検証が行われないまま製品が市場に出る事になり、トラブルの原因になっている。
高度な電子化とコストダウンの狭間にあるトヨタの開発陣も例外ではないと思うが、安全に関わる部分の検証にはコストをかけても良いのではないのか。