Wikipedia

Wikipedia日本語版が管理者不足に悩んでいると朝日が報じた。
どうやら海外先進諸国に比較すると日本のユーザの質は悪いようだ。

恐らく欧米から見れば、アジア人のやる事だからと言われそうな雰囲気なのが悲しい。
結局の所自由に誰でも編集が出来る場所を2chなどと同様に見てしまう人が増えたという事だろう。
自分のblogに書けば良い程度の話をWikipediaで始めてしまう、自分の気に入らない部分を気に入るように修正してしまうなど。

実際F&Fのブログコメント欄に訳の分からない事を書いたiPhone使いにしても、2chと他の世界の区別が付かなくなった人だったのかも知れない。
何の責任もなく、何の保証もなくみたいな掲示板に浸っていると、その人間自体のスタンダードがそれになってしまうのか。
2chが悪いとか良いという話ではなく、そこに行ったらそれに従えば良いだけの話なのだ。

風呂に入るときには服を脱ぐし、登山にはそれ用の装備を持つ。
ところが一日の殆どの時間を風呂で過ごしていると、裸でいるのが当たり前になり時にそのまま外に出かけてしまう。
そんな感じだろう。

「匿名が書いた事に何を言っているのかな」なんてフレーズも目にする。
匿名だから何でも良い、間違っていようが正しくなかろうが（って、同じか）自己の主張を繰り返す。
都合が悪くなると匿名のせいにして逃げ、反論されれば「おまえが先にやったから」だと、子供の喧嘩みたいな事になる。
常に逃げ道を考えながらでなければ匿名掲示板にすら書けないような、合理性が希薄な屁理屈では仕方がないだろう。

しかし本人にしてみれば、その世界ではそれで過ごすのが心地よいのだろう。
が、場所が変わったらやはり着替えないと。
なんて言っても理解できない人が山のようにいるから問題なのだろうな。