誇大広告？

iPhoneの網膜ディスプレイが誇大広告だとかの話が出ていたが、まあ余り気にすることもないかと思う。
日本製のケータイでは3年以上前から300ppiを超えた解像度のIPS液晶が使われていたわけで、何を今更という感が強い。

しかし日本以外というかアジア諸国以外では低解像度液晶が普通に使われていたわけで、それに比較すればものすごいレベルと言うことになる。
日本でベタ褒めするのは神尾さんに任せておいて、後の多くはしらけ気味という感じで静観すればいい。
Appleも、網膜ディスプレイだと言ってみたり目の解像度以上の解像度は不要だと言ってみたり忙しいことだ。

私はiPhoneの高解像度化を歓迎する。
自分はともかくとして、目の良い高校生などは小さな字にして一画面あたりの情報量を巨大化して使っている人も少なくないからだ。
勿論高精細かによるデメリットもある。
グラフィックコントローラがパワーを食うとか、メモリが余計に必要だとか。
しかしそれは、まさに時代が解決してくれる部分だろう。

iPhone4は、これでやっと日本においても低スペックと言われにくくなった。
あとはマルチタスクの出来映えなどと、これは絶望的ながらFlashの対応とかWMV対応とか。
日本のケータイのフルブラウザで普通に見ることの出来るWMVも、Apple的にはブラウザやOSがクラッシュするから対応出来ませんなんて言うのかな。
唯一の希望？はiPhoneやiPad販売量増加がHTML5を後押ししていることだ。
だがHTML5でインタラクティブな仕掛けが普及すると、Appleの収益に影響しそうな気がする。