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iPhone4


  • Posted by: F&F
  • 2010年7月20日 13:03

問題を収束させようと必死になるApple、しかしAppleの思いとは逆の方向に物事は進行している。
これは危機管理体制不備の典型のようなケースで、言い訳じみたことを繰り返すあまり信用を失ってしまった例だ。

良いこと(問題発覚前のiPhone4のアンテナ)は積極的にアピール。
他社がやったことのない画期的な方式だと自画自賛しまくる。
しかしいったん問題が発覚すると、他社でも同じだとか、俺だけが悪いんじゃない、使うやつの持ち方がおかしいなどなどと言い訳を始めた。

SBMも同じように、中継器ばらまき作戦の時には他社がやったことのない画期的な方法だと吠えた。
が、やがてなぜ他社がやらなかったのかを認識することになるがさすがに言い訳は出来なかった模様で、密かに撤去を開始した。

良いことは全部自分が考えたこと。
悪いことは、他社も同じだから良いじゃないか、アイツがやったから俺もやる的な、今時小学生でも言わないような言い訳を始める。

アンテナ問題にしても、他社も悪いんだぞコノヤロウとやったものだから反発を食らった。
http://jp.wsj.com/IT/node_83465
どうしても格好をつけたかった、その気持ちはわかるのだが、Appleは無知をさらしただけだったようだ。
BBBにケースなんか必要無いもんね〜
結局のところ履かせた下駄を脱がして何の得になったのか分からなくなってきた。
単にiPhoneは感度が悪いと世間に知らしめるだけだったりして。

そして開き直り発言「携帯電話は完璧ではない。すべての端末に弱い場所がある」と。
すべての携帯電話のボディエフェクト特性が完璧ではなく、その中でもiPhone4が優れているというのならばわかるが話は逆だ。
ほかの多くのモバイル機器がクリアしている問題を、iPhoneは乗り越えられなかった。
iPhone3の感度の悪さが指摘され、だったらアンテナを外に出してしまえと安易な発想でデザインしてみた。
もちろん人間の手に触れないベンチでの特性や、ダミーヘッドだけが存在するSARテストの結果はまずまずだった。
だがAppleは忘れていた。
それを人間が持って操作すると言うことを。

auのN-CDMA方式では基本的に移動機のアンテナは従来からダイバシティになっている。
端末のマイク付近とヒンジ付近に別々のアンテナを設け、受信状態の良い方を使う訳だ。
従って片方のアンテナ周囲を手で覆ったとしても影響は軽微となる。
もしもSBMやアップルがこれをやったらすごい勢いでの自慢が止まらなくなりそうだが、特に珍しいことではない。
PHSの音声移動機でも同じようにダイバシティ化されているモデルがあるし、XGPではもう一つ進めたMRC(最大比合成)を使って受信電界を最大3dB上げる処理が入っている。

Appleの話ではないが、N-04Bのバグに関しては何度もお伝えしている。
歩数計がDisableになる現象はN-05Bでも起きた。
これだって、ドコモがAppleやSBM風な言い訳を行うならば「KCP+だってトラブルが多かった、ウチだけじゃない」とでも言うのかな。
利用者は下手な言い訳を聞きたいのではなく、原因究明と対策とそのスケジュールが知りたいのだ。

iPhone4はいったんはバンパー無料配布を否定し、今更のように今度は無料であげますよとか、実に格好悪い。
これにしても、バンパーですべての問題がクリアになる訳ではないので無料配布はしない方針だったが、他の様々な対策よりは効果的であるとの結論に達したので無料配布を行う。
iPhoneは進化をやめないスマートフォンであり、次期モデルはバンパー無しでも性能劣化が起きないデザインを心がける。
程度でサラッと流せば良かったのではないだろうか。

   

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