続投

民主党の選挙で菅さんが勝利者となった。
それと同時に円が買われ、一時82円台に突っ込むのではないかという値段にまでなった。

管内閣の元で円高是正はされないとマーケットは読んだのだろうが、一気に50銭も下げるのはすごい。
財務大臣も口先介入を行ったが無視された。
NY時間にはついに82円台に突入、管内閣には介入などは出来ないと見透かされた格好だ。
1ヶ月に2円〜2.5円円高になっているカーブにさほど変化はなく、だとすると11月を待たずして79円台に突入？！
菅さんも総理大臣になる前は威勢が良かったのだが、総理の座についたとたん気が抜けてしまったのかな。

もう口先介入は意味をなさず、財界からも他の議員からも菅さんは突っつかれる。
しかし何も出来ない。
いや、出来なかったのだが、心機一転なのか？介入に踏み切った。
82円台後半から８３円辺りをうろうろしていたUSDは一気に84円台にまで上がったが、それでも84円なのだ。
あと10円は上がってくれないと輸出産業は厳しいだろうし、その価格を介入だけで支える事は出来ない。
つまりは景気対策、デフレ対策が必須と言う事になる。
日本経済新聞によれば「日本企業の間では急速な円高への警戒感が一段と強まっている。経済産業省の緊急調査では、１ドル＝85円の円高が続いた場合、製造業の約４割が生産工場や開発拠点を海外に移転すると回答。」だそうだ。

自民党型公共投資の小沢さんが良いのか、何もしない菅さんが良いのかは微妙な所だ。
結局の所小沢さんがやれば道路だ新幹線だと、将来に赤字を残す事に金をばらまく。
確かにそれでも一時的に金の流れは良くなるのだが、これでは以前と何ら変わらない。
菅さんは役人に頭が上がらない風だし、困ったものだ。

米国をはじめとする世界は管総理歓迎ムードだ。
国内に厳しく海外には優しいからやりやすい、それが理由のようだ。