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Skype(2)


  • Posted by: F&F
  • 2010年10月22日 11:04

auが禁断のアプリというSkypeなのだが、禁断なのだろうか。
有線通信事業者にとってみれば脅威であるかも知れないが、では有線通話がSkypeに入れ替わったかというとそうでもない。

無線通信事業者の場合はSkypeの利用がパケット代という形で回収出来る。
auは回線交換を使うという事なので電話代?それを定額化する?そんな感じなのかも知れない。
auはパケット交換によるTV電話も行っていた(いる)ので低遅延のIP網を持っているはずだ。
それでも回線交換を使うというのは帯域の節約や課金形態の問題からなのだろう。

おそらく日本で初めてVoIPによる商用サービスを開始したのが、今は無きプッシュトーク(ドコモ)だったと思う。
私はこれを使った事があるが、連続通話時間の制限やシンプレックス通話、遅延の問題などでどうにも使いにくかった。
定額契約も出来たが、それ以外だとワンプッシュいくらみたいな課金形式だったので割高感もあった。
似たようなシステムはauにもあったが、これも今は消えてしまったのかな。

ドコモやSBMはSkypeを制限していないので現状でも利用可能だ。
auにとっては禁断だったのかも知れないが、他の事業者はこれを許可する方向である。
SBMもはじめの頃こそSkypeの3G網での利用が出来なかったが、今は可能だそうだ。
もっとも安定した通話が出来るかというとネットワーク品質の問題があり、少なくとも私が使った限りにおいては満足は出来なかった。

スマートフォンではないケータイにSkypeを乗せるとするとauが初めてになるだろう。
ドコモは現状のiアプリ仕様ではSkypeアプリは実装出来ない。
このあたり、javaとBREWのアプリ自由度の違いが出たという感じがする。

もちろんドコモにしてもネイティブ機能としてSkypeを組み込む事は可能だが、そんな事するかなぁ。
Skypeにしても、あるいはブラウザなどでも同じなのだがケータイの寿命が来る前に新機能追加バージョンが出る。
スマートフォンの多くは新バージョンに合わせたアップデートが可能だが、ケータイではアプリ以外のバージョンアップはほぼ可能性がない。
すると機能は実装されているが使えない(新版に下位互換性がない場合)事になる。
だから新機種を買いなさいと言うのがこれまでのケータイ端末ビジネスではあるが、今後も同じ道を行くのだろうか。

もっともiPhoneにしても既に2年前の機種は実質的には切り捨てられている訳で、ならばケータイと同じではないかとなるのだが…

   

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