減速せず

横断歩道を渡ろうとしている人がいた場合、そこで車は停止するかどうか。
少し古い記事になるが、9割の自動車は減速もせずに通過するのだそうだ。

http://2chradio.com/?id=newsplus1270573543
タクシーなどでもこれは同じで、横断歩道を渡っている人を避けて通過する強者までいる。
偏見だとも言われかねないのだが、あえて書くならばオバサン世代の女性ドライバーは乱暴だと思う。
さほど速度を出すわけではないが、かといって歩行者を優先するでもない。

先日環七を走っていたら軽自動車に乗ったオバサンが飛ばしていた。
道路は万年渋滞なのだが、一番左よりの車線を突っ走ってはオーバパス直前で本線に割り込むという感じ。
前にバスがいれば右に左にと車線を変えまくっていたが、結局本線を走っていた私から遠く離れる事はなかった。

横断歩道の手前で(人がいないのに)あえてブレーキを踏む必要はないが、ブレーキペダルに足を乗せておく程度はしても良い。
歩行者が飛び出してきたときに止まりやすくなるからだ。
ペダルの踏み間違いも阻止出来る。
まあ、そんな努力をした所で「トヨタ車のABSはコストダウンのために動作遅延時間が400mSになった」(プリウスブレーキ問題で)なんて話を聞くとなんだかなぁと思う。
高価格車にはリニアソレノイドを使うのに、低価格車は安全性が低くても我慢しろというのがトヨタ流。

過去の話になるかも知れないが、BENZは命を買える(車は高額だが安全性が高いという意味で)と言われた時代もあった。
この流れに乗るならば、トヨタの低価格車(プリウスは過剰コストダウンは行ったが低価格ではないはず)は安いのだから多少の事は我慢しろとなるのか。

プリウスは燃費改善、正しくはモード燃費データを良くするためには金をかけている。
エンジン制御や付帯機能、センシングなども煮詰められている。
これはカタログ燃費という売り物になる数字を作るために必要だからだ。

一方でブレーキ問題を始めサスペンションセッティングなどは疎かにされている。
安全性を高めてもカタログを飾れないからだ。
勿論その双方を高い次元で実現した方が良いが、そうすると車両コストが上がる。