西東京市に行く(5)

神社の無かったこの地域に、京都の伏見から神社を持ってきた。
それが東伏見の地名の由来だとか。

立派な鳥居、正月には多くの初詣客が訪れる。
子供の頃はこの境内でよく遊んだものだ。
ここから東伏見駅までの道路も変わってしまい、友達の家があった場所はアパートに姿を変えていた。
別の知人の家のあった場所は公団になってしまっていた。

東ハトの工場が以前にこのあたりにあり、月に何度かアウトレット品を放出していた。
欠けたビスケットなどが袋に入れられて安く売られており、それを近所の方はこぞって買ったという。
防空壕もたくあんあり、中に入って遊んだりもした。
関東ローム層は粘土のような土質で崩れにくいが、水を含むと溶けてしまう。

東伏見稲荷神社の近くに青梅街道がある。
ここは軍用道路としてコンクリート舗装されていた道路で、拡幅工事の時には強固なコンクリートの道路を壊すのに手間取ったという。