Xi

Xiが今年度中に、やっと全国主要都市で展開されるのだそうだ。
現時点では対応ケータイや対応スマートフォンもなく、PCデータ通信用途のみなので普及率を気にする人も少ないのだろう。

この冬モデルか来年の夏モデルではXi対応スマートフォンも増えてくる事が予想され、ドコモ的にはトラフィックをXiに逃がしたいと思う。
MIMOがどの程度効くかという話もあるが、これで周波数利用効率が2倍になる。
現状と同じ周波数帯域に2倍の加入者を収容出来るとなれば、やはりXi化を推進したくもなるだろう。
勿論速度の事もあるとは思うが、ドコモ的にはピーク速度がほんの少し上がる＆収容者数が大きく増える事を望む感じかな。

SBMが行う(と言っている)DC-HSPAは、帯域を2倍使って2倍の速度を実現するわけだ。
従って周波数利用効率は上がらない。
2倍の速度を出すために2倍の帯域を使うとすると、セル内加入者数は半分しか許容出来なくなる。
セル内加入者数を減らさずにDC-HSPAを行うと、その単セルの中のトラフィックは増大するので速度が落ちるのでDCにしても結局何も起きない。
そればかりか、2つのBSにコネクトしなければならないので移動機側の処理と消費電力は増える。
SBMは基地局密度が低いので、DCになったりならなかったりして、そのたびにオーバヘッドが増える。