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今週の相場観


  • Posted by: F&F
  • 2011年6月 5日 15:02

週初めから80円台半ばをウロウロで、80円割れも予想させるような展開となった。
80円台の下の方を拾っておこうかと重いながらも余り値動きも見ないままの週明けとなった。

今週も余り動かないかなと思っていたのだが火曜の東京時間に81円台を回復、日本の格付けが下がる事を嫌気した円売りと見られる。
相変わらず円買い圧力は強いものの日本の信用度は低下中だ。
なんか、こんな流れになると日本の格付けが下がるというリスク回避のための円買いみたいなおかしな感じも受ける。
何でもかんでもリスクがあれば円買いみたいな流れで、これって一旦反転したらとんでもない事になるのではないかとも思う。
もっともここ数年はこれと全く逆の、みんなが一斉に円の方を向いた結果が80円なのだ。

震災の影響あり、原発の影響あり、それに加えて円高の影響もありで産業界はガタガタである。
政治にしてもこんな調子では格付けが下がって当たり前みたいな。
まあ政府というか財務省的には格付けが下がったから増税みたいな、そこに結びつけられるので喜んでいるかも。

水曜のNY時間にはADP雇用統計の悪化で再び80円台に戻った。
日本の格付け低下よりも米国の雇用情勢の方が重視された格好になる。
なのだが、木曜のNY時間には81円ちょい手前まで戻すなど方向性がよく分からない。

金曜のNFP雇用統計は予想より大幅に低い結果になったが、その割に値が下がらなかった。
ISMが強かったという事はあるのかも知れない。

指標により80円台前半にまでは押したのだがその程度である。
確かに80円なのだから十分安いか。
この価格に慣れてしまった感じがする。

値頃感で買ってはいけない事など百も承知なのだが、でも値頃感で買いたい。
そんな価格なのである。

   

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