シリーズ再編成

ドコモはPRIMEシリーズとPROシリーズを廃止する。
PROシリーズは従来から存在が曖昧だった。

PRIMEシリーズも、機能は同じで途中からSTYLEシリーズに鞍替えするモデルが出たりした。
そもそもクラス分け自体に意味があったとも思えない。
機能などで明確な違いがあるならともかく、同じシリーズの中でも対応機能に違いがあったりするのでなおさらややこしい。

PRIMEシリーズはハイエンドモデルがそれに相当するのだが、ハイエンドを使っている人たちはさっさとスマートフォンを買ってねと言うのがドコモだ。
そうすればパケット代は自動的にアップする。
それ以外のシリーズは当面継続するとしているが、積極的な端末開発は行われなくなるだろう。
これはiモードの新たなサービスが出てこないであろう事とも関連する。

事業者主導でのスマートフォンシフト体制が明確なわけだが、一方でドコモはスマートフォンは発展途上だという。
この先様々なサービスへの対応などを行うと言うし、現時点で各アプリなどの安定度が凄く高いとは言い切れない。

メーカなどが主導するスタイルでの仕様変更というか仕様変化で思い出すのが家庭用TV受像器だ。
4:3放送全盛時代に、各メーカはこぞって16:9のアスペクトレシオを強要した。

色のにじみが少ない？ゴースト抑制が出来る？収差が少ない？
でもわざと4:3の映像を引き延ばしてゆがませてますよみたいな話が滑稽だった。

スマートフォンはどうなのだろう。
好きでスマートフォンを持つ人はそれで良い。
しかし今の風潮としては、みんながスマートフォンを使っているからワタシもみたいな。
そして事業者もその流れを、既存端末の規模縮小で後押ししようとする。