Home > 各社の動向

各社の動向


  • Posted by: F&F
  • 2011年11月 9日 11:03

iPhone発売開始でKDDIの加入者数は上向くのか。
SBMは従来言っていた「MNP数こそがキャリアの実力」から「MNPではない、純増数が大切だ」と言い換えた。

この事からMNPでは苦戦しているのではないかとの見方が広がっていた。
蓋を開けてみると大方の予想通りMNPではauが26ヶ月ぶりにトップを取った。
しかし純増数ではSBMにかなわなかった。

IP契約数はドコモが66,900、auが105,800、SBMが156,800の増加だった。
ドコモはiモードとspモードのダブりがあるので割り引いて考える必要がある。
auとSBMは、この数字が携帯電話としての純増数を表しているものに近いはずだ。

何故auは純増数を稼げなかったのか。
一つはiPhoneの魅力を活かしきれない、伝えきれない体制が災いしたとも言える。
iPhoneはダメでAndroidは良いよと売り続けてきた現場に混乱もあったのだろう。

もはやcdma2000は古い規格でもあり孤立規格でもある。
しかしiPhoneはGSMもW-CDMAにも対応しているから海外で困る事はない。
W-CDMAネットワークに入れば通話と通信を同時に使う事が出来、通話中でもメールが受かるようになる。
そんなW-CDMAを知ってしまうとcdma2000は… と思われるのかも知れない。

ピーク速度にさほど意味はないのだが、cdma2000は帯域幅が狭いので通信速度が遅い。
規格速度の割に実速度を出しているのは素晴らしいとは思うが、カタログの数字重視の日本人としてはどちらを選びたくなるのか。
auはエリアや安定性でSBMを寄せ付けないとした。
これは事実である。
しかし上に書いたようなマイナス面もあるわけで、やはりパケット代などをSBMに揃える必要があったのではないだろうか。
いや、弱っているauならばSBMより更に安価な誘導が必要だったのかも知れない。

意外に純増数が減らなかったのがドコモだ。
確かに純増数最下位にはなったが、純減には至っていない。
ドコモは純増数の少なさとポートアウトの多さを「買い控えの影響」としているが、買い控えではポートアウトはしない。

   

Comments:0

コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。

サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。

登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント フォーム
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。

Home > 各社の動向



VC