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スカイウエイブ(114)


  • Posted by: F&F
  • 2012年3月21日 11:05

BEAMSに付けるバッフルはどれにするか。
交換しては走り、走っては交換して比較した。

フィールに頼るのは私は得意ではない。
感覚というのはいい加減なものであり、人間は絶対値判断が苦手だからだ。
なのでパワーを測ったらこうだったとか、排圧がこうだからこちらが良いと数字を出したい所なのだが実現していない。

二輪車のエンジン一般にそうなのだが、比較的作用角の大きなカムが付いているので低速域でのトルクは細い。
いや、以前に調べた原付用のアフターマーケットカムは210度位だったが、スカイウエイブ(CJ43A)は266/278度もある。
こうしたエンジンの場合、低速域でのパーシャルスロットル時のトルク発生にムラが出来やすい。
ロータリエンジンも同様で、マツダは一時期13Bエンジンにトルクグライド(トルク増大作用のないトルクコンバータみたいなもの)を使っていた。
流体継ぎ手によってトルク変動を吸収したのだ。
これのない12Aエンジンなどではカーバッキングなどと呼ばれる激しい振動がドライバビリティを悪化させた。

スカイウエイブのエンジンはロータリエンジンほど明確なトルク変動は起きないが、3500回転以下で加速もせず減速もしない程度にスロットルを開けておくとわずかにトルクのムラが感じられる。
この領域がバッフルの違いでどうなるかを試した。
何せ低回転低速定負荷で走らないといけないのでクルマのいなくなった夜間でないとテストが出来ない。
結構苦労して比較したのに、しかし差は無かった。

結局現在はセミレーシングバッフルに落ち着いている。
エンジンをかけた時にはノーマルマフラーより多少音が大きいかなとは思うがその程度である。
中古スカイウエイブに付いていた社外マフラーはアフターファイアーがたまに出ていたが、BEAMSではまだ一度も経験していない。

スカイウエイブもシグナスもノーマルマフラーの音は少々耳障りだ。
ホンダ車などは静っぽいのだが、シグナスは台湾モデルのためか加速時の騒音はそこそこだ。
なので、音質は異なるもののBEAMSのセミレーシングバッフル装着時の音量はさほど気にならない。
というか、既に慣れた。
気にしなければ社外マフラーである事を感じさせないというのは少々オーバだが、それを感じる事が出来るのはごく低速域のみである。

爆音系のマフラーって、どうやったらあんな大音量になるのだろう。
ハーレーなどは消音器無しのパイプだけみたいなものもあるが爆音でもない。
メガホン構造とか、音を大きくするための設計があるのかも。

ポートは削ったと言っても大げさなものではないので、これも普通だ。
アイドリングも安定しているし急なスロットルの動きに対しての不具合もない。
壁面流が多かったり霧化が悪いとこの辺りに影響が出てくる。

   

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