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電気を作る


  • Posted by: F&F
  • 2012年4月 1日 11:02

藻から石油類似の油を作るなどの研究もあるが、インドの科学省は発電生物から電力を得る事を考えた。
発電生物と言えばデンキウナギやデンキナマズが知られるところだが、デンキウナギは700V/1Aを1mS程度出す事が出来るらしい。

発電の仕組みは発電板と呼ばれる約150mV程を発生させる器官があり、これが多数直列になった構造を有する。
デンキウナギは頭側が正極でしっぽ側が負極なのだそうだ。

一回の放電は1mSではあるが、ウナギが疲れるまで繰り返し発電出来る。
デンキウナギはその個体によって何度発電出来るかの体力差があり、インド側は強い個体を掛け合わせ続ける事でハイパワーなデンキウナギを集めた。
同省の発表によれば400V/1A(1A負荷時の電圧が400Vとの事)を1mS×100回発生させる事の出来る個体までになったという。

デンキウナギはパイプの中に隔離されていて、それぞれのパイプが生命維持装置(濾過槽など)に接続されている。
これは鮮魚輸送のパイプのシステムと同じだ。
パイプは100×100が1ユニットになっていて、これで400W×10秒間の電力供給が可能になる。

と書くと、たった10秒かと思われるのだが科学省ではこれを180ユニット集めた。
これでウナギを休ませる時間を取りながら連続して400Wの電力を得る事が出来る。
広いスペースが必要だし濾過槽の電力はどうするのかと気にもなるが、自然の河川の中にこの仕組みを作れば餌だけ与えていればいいとコメントしている。

   

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