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CDI(14)


  • Posted by: F&F
  • 2012年4月 8日 13:01

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長めのシングル放電が良いのか、短めのダブル放電が良いのか。
長い放電をダブルにすると2回目の放電時に意味が無くなってしまう。

自動車用と考えればアイドリングが500回転位なのでアイドル安定性に寄与する可能性はある。
二輪車だとアイドル回転数がそもそも高いので放電間隔が1mSもあったら無意味だ。
でもせっかくだから妄想回路どおりダブル放電回路を動かしてみた。
放電用のコンデンサは2.2μFとした。
DC-DCコンバータの容量的にはもっと容量を増やす事も出来る。

そのDC-DCコンバータの方だが、無負荷時に近いエンジン低回転時に電圧が上がりすぎてしまう。
何らかの電圧制御を入れないと面白くない。
HID用のPWMドライバICを使って定電圧電源を組んでも良いし、NE555のPWMモードでも行けるかな。
いずれにしても放電用コンデンサのチャージ電圧を一定にしたい。

シングル放電CDIでもそうなのだが、オリジナルの誘導放電とは比較にならないくらいの火花が飛ぶ。
放電容量5μFで2万回転相当(4ストローク単気筒でもクランク角360度毎に火が飛んでいるので2ストローク単気筒と同じ)で放電させていると、短時間の実験でもイグニションコイルがかなり発熱する。
発熱するという事はロスが出ている事であり、やはり5μFはやり過ぎか。

波形はほぼ妄想回路でダブル放電させた時のものである。
水色はイグニションコイルの一次電圧波形、黄色は制御信号波形だ。
放電電圧波が低いのは、これ以上上げるとノイズが入るために低くしてある。
放電タイミングはNE555で作っているのだが、あれってエッジトリガじゃなかったんだ。
データシートを見たらトリガ入力をアナログ微分しろと書いてある。
で、仕方がないので(アナログ微分は気が進まなかったが)その通りにした。
1発目より2発目の方が波高が低くなっている。
これはコイル端がマイナス電位になった時に、SCRが導通していない側のコンデンサが引っ張られるためだ。

1発目と2発目の間隔は約300μSにしてある。

   

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