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シグナスX


  • Posted by: F&F
  • 2012年4月17日 12:01

1204171200_400x300.JPG
久々にシグナスのプラグを見てみた。
シグナスのプラグはNGKのイリジウムと2接地電極プラグを交換しながら試している。

2接地電極プラグはかぶりに強いので、冬場に燃料が濃くなるシグナスには良い。
ただし始動性そのものはイリジウムの方が良い。
ちなみに今くらいの気温になればどちらのプラグでも余り変わらない。

自動車だと余程調子の悪い車以外、プラグを変えても何も変わらない。
思い込みの激しい人は「プラグを変えたら、今までは100km/h時のエンジン回転数が5速3千回転だったのに、それが2900回転になった」みたいな訳のわからない事を言い出すが。
それは良いとして、二輪車の場合はプラグによる変化が感じ取れる。
それだけ燃焼状態が悪いと言う事なんだろうな。
比出力も大きいし、色々無理はあるのだろう。

写真は外したNGKのイリジウムだ。
暖かくなってきてからはイリジウムに変えていた。
このプラグは5千キロ以上使ったと思うが、電極は普通だ。

焼け方は写真ではハッキリ解らないだろうが白い。
焼けすぎているというか白っぽいものが付着しているというか。
この物質はエキゾーストバルブやステムについているものと同様なようだ。

ガスが薄過ぎなのかな。
とりあえずCO設定を標準値に戻すと共に、今度はデンソーのIU24Aにしてみた。
これはIU24の接地電極をナナメにする事によって2接地電極プラグと似た、耐濡れ特性を得ていると謳われるもの。
熱価は7〜8番相当、NGKのイリジウムが7番だったのでちょっとアップか。

が、結論から言えばダメだった。
NGKのイリジウムプラグと2接地電極プラグは似たような感じなのだが、デンソーのものは明らかに悪い。
特に低速域で顕著で、アクセルを急に開けた時などのレスポンスが悪いしなかなか吹け上がっていかない。
失火率が上がっているのだろう。
プラグギャップが標準より3割近くも広い0.9mmはやはり無理なのか。

中心電極が細いと放電要求電圧が下がる。
すると誘導放電の場合は放電時間が伸びる。
軽いかぶりの場合は放電要求電圧が低い事でガソリン膜を突破して放電してくれる。
しかし汚れが付着するなどしてそれを破壊出来なくなると弱い。
中心電極が太い場合はどこかしら火花が飛びやすい所で絶縁破壊が起きてくれるのだが、中心電極が細いとその場所もなくなる。

燃調がうまく取れているエンジンならば問題はないが、パワー空燃比を使う二輪車などだとちょっと厳しい。

   

Comments:1

sgr Author Profile Page 2012年4月18日 16:52

> プラグを変えたら、今までは100km/h時のエンジン
> 回転数が5速3千回転だったのに、それが2900回転になった

確かに昔からそのような事をいう人がいますね。
ただ、CVTや、ロックアップの付いていない大昔のATならば
アクセル踏み込み量によって100km/h巡航回転数が変わるかな
と考えています。

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