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スカイウエイブ(128)


  • Posted by: F&F
  • 2012年4月26日 13:03

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天文台まで行った話を書いているが、これはCDIを装着して実験を兼ねている。
スイッチで簡単にノーマルと切り替えられるのだが、走行中に切り替えられるようには出来ていない。

エンジン稼働中に切り替えると一瞬イグニションコイルがオープンになる。
また場合によってはスイッチに逆起電力やCDIからの電圧が加わっている状態にもなる訳で、スイッチの耐圧というか切断可能電圧をオーバする。
エンジン回転に同期して切り替えられるようにすればいいのだが、切り替えて使う事が目的ではない。

プラグは前回テストの時のままでデンソーのイリジウムを使った。
中心電極を細くしていけば放電要求電圧は下がり、それをプラグギャップのワイド化に振り当てたのがデンソーのイリジウムプラグだ。
しかしこれ、結論からするとスカイウエイブとシグナスには合わなかった。
自分で実験した訳でもないがBENZのDOHC V8エンジンにも合わないと教えて頂いたし先日も書いた通りBMWにも適さないそうだ。
S2000に付けたらダメだったという話もある。
http://motor.geocities.jp/tyamasaki30/newpage25.html

低回転域での振る舞いはCDIの方が良好だが、それ以外に気づいた点がある。
CDIで走っていて、ノーマルの方に切り替えて走り出した直後に排ガスが臭いなと思ったのだ。
ノーマル状態からCDIにした時には気づかなかったので、そう大きな違いではないと思う。
いずれにしても燃焼状態が多少は改善されたのではないだろうか。

写真は大気中での2接地電極プラグとNGKイリジウムプラグの放電の様子だ。
大気中なのでエンジン内での状態とは異なる。
写真左はCDIを定格電圧で運転して6千回転相当で放電させたもの。
右側はやっと放電するくらい(失火率50%程度)まで二次電圧が下がるように調整し、同じく6千回転相当の放電間隔にしたものだ。
イリジウムも2接地電極プラグも二次電圧は変えておらず、放電状態も似たようなものだと思う。

定格電圧放電時に中心電極の(エッジの)尖った部分から放電するのかと思うとそうでもなく、様々な部分から放電している。

   

Comments:2

Lear Author Profile Page 2012年4月27日 10:35

直噴を除く、いわゆる燃料が既に吸気に混合済みで吸気ポートから吸入し圧縮点火させるガソリンエンジンでプラグの発火出力の違いが燃焼に差が出るのかに興味があります。
出力不十分で点火しないのは困りますが必要十分か、ある一定以上はあまり改善する気がしません。
いまやトラック用では直噴が主流で自然着火のディーゼルの場合だと多段噴射⇒多段着火爆発による燃焼制御はPM発生率低減やNOx制御に効果があるようですが。
画像の印象だと暗い方は必要十分に達しているかどうか不安ですね。

F&F Author Profile Page 2012年4月27日 20:49

一般的には50mJ以上でも燃焼改善効果はあまり無いと言われていて、おそらくノーマルのイグニションシステムは30mJ~70mJ位の出力ではないかと思われます。
シミュレーション技術によって点火出力も過不足無く設計出来るようになったと言えます。
コストと性能(排ガス)の丁度バランスする点+αで設計するのでしょうね。
多少の劣化には耐えるけれど、決してオーバスペックではないという感じで。

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