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CDI(31)


  • Posted by: F&F
  • 2012年4月28日 13:04

従来型のコイル誘導放電とCDIによる容量放電を重ね合わせるとどうなるか。
コイルの一次側で細工をするのは面倒なので、コイルの二次側を接続する事を考えてみた。

簡単には2ポートのイグニションコイルを使えば良いのだが、手持ちがない。
2ポートのコイルを使って直列接続した場合、2ポートコイルをエネルギが通過した時は1次側にそれが伝達されてきてロスになる。
そもそもミリヘンリー級のコイルを通過させるのだから遅延も起きるだろう。
直列にすると放電電流は余り増やせずにピーク電圧は増える。
しかし放電は定電圧で行われるので電圧上昇効果は薄い。
またイグニションコイルはそもそも二次コイルの絶縁に苦労している訳で、規定以上の電圧を加えると線間の絶縁破壊などの心配もある。
まあ2倍くらいならば大丈夫だとは思うけど。

一次側で合成するのがキレイなのだが、単純にこれを行うと逆極性で放電する事になるので打ち消す部分が出てくる。
正極性で行うためにはコイルのマイナス側にCDIからプラスをかける(通常のCDIはコイルのプラス側にマイナス電荷を加えている)必要がある。
IGBTでスイッチするなどすれば良いのだが面倒だ。
CDIをひっくり返しに使う手もあるのだが、IGBT同様ゲートドライブにフォトカプラなどが必要だ。

では二次側をパラに接続したらどうなるのか。
位相が同じであれば合成波形になるはずで、逆起電力防止用ダイオードを入れたCDI点火ならばつじつまは合いそうだ。
位相は同じだとは言っても双方の信号波形は異なる訳で、その異なった部分は互いが負荷になる。
特にCDIが放電を終わったあとは単なる負荷にしかならず、誘導放電での電流を吸い込む。

果たして合成された波形にメリットが出るのか、それとも負荷となって減少した波形がデメリットをもたらすのか。
これは後日実験して報告する予定である。

   

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