増税効果

増税で日本の経済はどう動くのか。
予想する人によって結果は様々ながら、第一生命経済研究所ではネガティブな予測をしている。

すなわち、消費税が上がると消費税のかかる国内商品ではなく個人輸入などをする人が増えるというのだ。
ただしこれ、送料がかかるのでどちらが得かは分からない。
主席エコノミスト氏は企業も海外から物を買うようになるとしているが、この場合は税金がかかるのであしからず。
なお消費税導入時には海外からの物品購入がぐっと増えたというのがこの予想の元になっている。
同氏は増税3年後にはGDPが6.5兆円程度押し下げられるとした。

日本経済新聞社のNEEDS日本経済モデルを使った予想もネガティブだった。
景気の悪化と消費の減少で消費増税効果は5年後に2.5兆円にまで減少するという。
景気の悪化は企業倒産と、それによる失業者を増大させる。
生活保護受給世帯は増加し、それに要する費用が1.7兆円であり増税分を食い尽くす。

みずほ証券、日本総研は景気はマイナス移行するだろうと予想する。
大和総研とBNPパリバはプラスを予想している。

政府としてはとりあえず道路と電車に2兆円支出すると言う事だ。
これで国交省はにやけまくりなのだが、財務省にはにやけ自粛令が敷かれたとか。
余り嬉しそうな面を見せてはいけないらしい。