通信事業

少し前、Googleが通信事業に参入かというニュースが流れた。
確か過去にもそんな話があったはずだ。

GoogleにしろAppleにしろ、通信事業に参入するのは良いことである。
つまり、モバイル通信のシステムを理解することによって移動体通信に適したOS構築が可能になるからだ。
AppleはCPUデザインも行うが、これも又同様にパフォーマンスとUIとパワーコンサンプションのバランスを考えるのに役立つ。

少なくとも現在のGoogleは、いやAndroidはリッチ化のみに力が注がれている風に見える。
CPUパワーも通信帯域もバッテリ容量も無限にあるならそれで良い。
しかし現実を見るならば通信の効率化は必須になる。

少なくともOSでサポートする各情報はOS内にキャッシュし、それを各アプリが使うようにするだけでも効率的になる。
これはアプリ制作側にもよるので管理と統制は必要にはなるが、プッシュ系のサービを全てGoogle経由にすればリンクを張り続けるための通信は激減する。
位置情報にしても然りで、Googleが各事業者なりアプリ側に提供すれば二重三重の通信は必要が無くなる。
もちろん、こうすると全てをGoogleが握ることになるが、今だって実際はそうなのだからたいして変わらないだろう。
むしろ、そうしておいて法で縛り付けた方が安全かも知れない。

通信路をGoogleに集約するとLINEだろうがSkypeだろうがメールにしても、Googleとの経路が維持されている限り即座にプッシュできる。
しかも通信路を張り続けるためのコストは一定なのでバッテリの減りもアプリ数に比例するなんて事は無くなる。
もちろん、どこに何の情報を提供するかはユーザセレクタブルでなければいけない。