Google+ GPS Locator(4)

全てを把握したとは言えないがGoogle+の動きも少しずつ分かってきた。
そこで今回の実験はGoogle+ GPS Locatorを20秒ごとに測位させてどの程度の分解能が得られるのかを試した。

何度かやってみたのだが、どうやら1分に1回の位置通知が最短のような気がする。
Googlemapで見たときの時刻は1分ごとにしか進まない。
Google+ GPS Locatorの測位に1分かかると言う事も考えにくいのでGoogle+の仕様だろうか。
ただ全てのケースで必ず1分かというとそうでもなく、数秒あるいは数十秒インターバルで位置通知される場合もあるのだ。
いずれにしても山旅ロガー並みの綺麗な軌跡を得る事は出来ない。

実験をしていて気づいたのだが、Google+が静止モード？に移行する場合があった。
移動中だったのだが、突然位置通知がリアルタイムではなくなりその後いっぺんに位置が更新された。
家の近所を通過した時に家にいるものだと判断して静止モードになってしまったのだろうか。
不思議なのは、その位置から更に移動しているのにリアルタイム位置通知が行われなかった事だ。
普通に考えればその基地局エリアから移動した事によって移動モードになっても良い。
また測位(通知)インターバルが5分ほどに長くなる場合もあった。
これは自宅などに接近した場合で、Google+は基地局測位で静止位置状態が近づいたと判断すると通知インターバルを引き延ばすのだろうか。
行動パターン学習説もあり、何が起きるとそうなるのかGoogleの仕様はよく分からない。

20秒ごとの測位(実際には1分ごとにしか更新されない)でのバッテリ消費量は7%/h程度だった。
これは山旅ロガーを最高分解能で使い、1時間毎に位置情報送信をさせた場合とほぼ同じだ。
Google+ GPS Locatorの場合は少なくとも毎分の位置送信が伴うので、位置検出自体はローパワーで行われていると推測出来る。