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値下げ


  • Posted by: F&F
  • 2013年10月 6日 13:04

プリウスPHVが値下げだそうだ。
他にもスポット溶接増しなどで剛性を少しでも上げようと努力している。

プリウス系は車重などの関係もあるのだろうが、剛性が足りない。
このために低級雑音が出るなどは以前から言われている。
モデルチェンジを機に剛性をあげる努力は行われているのだが、それでもなかなか平均レベルには達しない。
鋼板を厚くしたり増やしたりすれば車重が重くなってしまう。
吸音材を省いてまで軽く仕立てようと苦労しているのに、鉄板を厚くするなどもってのほかだ。

高張力鋼板の過度な利用はコストに響いてしまう。
あらゆるコストダウンを模索しているのに、そんな高価な材料は使えない。
今回プリウスPHVで行われたスポット増しは一般的な方法ではあるが、メーカのラインと言う事を考えると溶接ロボットの仕様を変えなければならないので手間がかかる。
トヨタがプリウスPHVに採用したのはレーザースクリューウェルディングというものだ、

これは既にレクサスなどで採用されているもので、従来のスポット溶接とは違いレーザを離れた所から照射して鉄板を融着させるものだ。
従来のスポット溶接よりも溶接箇所辺りの強度を出しにくいようだが、その溶接点を密集して作る事が出来る。

強度を出しにくい要因として鉄板同士に隙間があると(従来のスポット溶接のようには)着かない事がある。
溶接箇所だけを見ればくっついているように見えるのだが、内部はスカスカだ。
なのでレーザ溶接のみで車を作ると信頼性が大きく揺らぐ。
あくまでもスポット溶接の補助としてしか使えないのが現状なのだ。

なのでレクサスなどでは鉄板の隙間を埋めて、ボンドで接着する手法も採られている。
加工精度を上げて隙間を無くすにはコストがかかるが、隙間がある状態でも接着が出来るならその方が安い。

   

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