Home > Google+ GPS Locator

Google+ GPS Locator


  • Posted by: F&F
  • 2013年10月23日 12:03

Google+ GPS Locatorの設定に関して聞かれる事があった。
分からない部分はいじらずそのまま使えば問題ないのだが、でも知りたいと思うのは誰しも同じだろう。

なので僭越ならが多少説明を書いてみる。
設定以外の部分はいじれば分かるというか、動作させるか止めるか程度のものだ。
では設定が難しいかというとそうでもなく、分からない所はそのままでいい。
逆に分かっている人にとっては楽しい設定(!)になると思う。

設定
【自動起動】
スマートフォンを起動させた時に、このアプリを起動させるかどうかを設定する。
不意の再起動やバッテリ切れなどの後を考えると、自動起動設定を行っておいた方が無難だ。

【A-GPSを設定する】
GPS圏外から圏内に戻った時に、A-GPSの仕組みを使うと測位時間が短縮出来る。
特別な理由がない限り「使う」設定で良い。

【A-GPS取得時間】
A-GPSのデータには寿命があるので、どのくらいの時間毎に鮮度の高いデータを取得するかの設定。
通常はデフォルトの60分で良いと思う。

【動作時間の正確さ】
間隔の正確さ優先:タイマによって測位が行われるので測位間隔が正確になる。
バッテリ寿命優先:CPUがスリープでない場合に便乗して動作するので測位間隔は正確にはならないが、自らCPUを起こす事がないのでバッテリ消費量は少なくなる。

【GPS測位精度】
GPS衛星の電波状況その他によって、ここで設定した数字以上の誤差が検出された場合は測位し直す。
測位し直すごとにGoogle+はその測位情報を取得するようで、通常は(Google地図の時刻表示で)時分までの表示が時分秒になる。
20m〜30m程度にしておけば再測位は起きないはずなのと、その場所で再測位が起きても誤差が小さくなるとも限らない。
ただし移動時や一時的なGPS電波の反射で誤差が過大になる事を、再測位で回避出来る可能性がある。

【GPS測位タイムアウト】
屋内などGPS圏外時のタイムアウト時間を設定する。
ログを見れば分かるとおり通常の測位は10秒以内で終了する。
では30秒間の測位が無駄かと言われると難しい所で、時間をかければ測位出来る場合もある。
GPS圏外でのバッテリ消費量に関係するので30秒程度に設定するのが良いだろう。

開発者氏によれば、
スリープ中のバッテリー消費に関しては、1回あたりのCPUの動作時間が 測位開始30ms + 測位後1秒につき30ms ( + タイムアウト時 30ms )となっており、GPS測位精度を100m程度にしておけば60ms程度起きるだけで
済んでいることが比較的良い結果につながっているようです。
とされる。
このアプリはバッテリ消費量をかなり考慮して作られたもので、実際Google+単体で使う場合とさほど変わらない程度に仕上がっている。
(測位インターバル設定による)

【静止モード測位間隔】
「静止モード」時の測位間隔を設定する。
この時間を長くするとバッテリの節約にはなるが、静止から移動を行った場合にこのインターバル後にしか「移動モード」に移行出来ない。
(測位出来ないから)
静止時にGoogle+も静止モードとなる場合は位置通知が1時間に1度となるため通信によるバッテリ消費が少なくなる。
私はこの数値を5分に設定している。

【移動モード移行距離】
「静止モード」の時に「静止モード測位間隔」ごとに測位を行うが、その測位点が「移動モード走行距離」を超えた場合に移動モードに遷移する。

【移動モード測位間隔】
「移動モード」時の測位間隔を指定する。
Google+の位置通知間隔が10分ごとなので、それで割り切れた方が綺麗かなと個人的には思う。
測位間隔を10秒にしても、実際には(Google+の仕様?)1分以下にはならないようだ。
2分間隔測位でバッテリ消費量は(SO-04Eの場合で)4%/h前後となり、これはGoogle+の位置通知を単体で(つまり、このアプリを使わずに)動作させた場合と同程度だ。

【静止モードへの移行時間】
この設定値の時間以上静止していると判断された場合、又はGPS圏外で測位が出来なかった場合に静止モードに移行する。

注意
アプリに「静止モード」と「移動モード」があるが、Google+も同様に静止モードと移動モードを持っている。
Google+はその遷移を基地局による測位で行っており、従って多少移動しても静止モードのままと言う事がある。
Google+が静止モードの場合は位置通知が1時間に1度となり、移動モードの時は10分ごとになる。
このアプリを(自宅など)静止時に試したとすると、例え1分ごとに測位させても位置情報が更新されるのは1時間毎だ。
ただしGoogle+アプリを起動して自位置を更新すれば即座に位置が通知される。

【アプリの表示】
ビルに入るとGPS圏外になると分かっている場合、アプリの起動をトリガに測位させれば最後の位置を記録出来る。
その場所を記録しておきたいというような場合にも有効。

【基地局の変更】
GPS測位を基地局間の移動で行う。
ただし基地局測位の精度は時にkm単位で誤差を生じるので、そこを理解する必要がある。
逆に都市部などでの移動時には頻繁にハンドオーバ起きると思われるので、そのたびに測位させる事が出来る。
これはある意味移動距離ごとの測位と言う事になり、定速移動時にはインターバルが長く高速移動時には頻繁に測位が起きる。
なかなか便利なモードだ。

【基地局変更無効時間】
いくつかの基地局が見えていて、それら基地局間を頻繁にハンドオーバするとそのたびに測位が起きる。
このタイマを長めにする事でそのような状況を回避出来る。

※Google+に関して
Google設定においては当該アカウントの位置通知と位置履歴をONにしておく必要がある。
もっともこの設定、位置情報提供のチェックを入れるとONにされるようだ。
複数アカウントを持っている場合は全部が勝手にONになってしまうので、必要なアカウント以外はOFFにすべきである。
Google+は公開がデフォルトなので、利用に十分注意しないと個人情報がダダ漏れになる。
基地局測位はOFFにしなければならない。
これがONになっていると基地局測位によってGoogle+は位置を送出してしまうからだ。

※Google位置情報サービス
本体設定→位置情報サービスにあるGoogle位置情報サービスのチェックは外しておかなければならない。
これは基地局情報などをGoogleデータベースによって位置に変換するもので、Google+は元々はこの情報を使う。
これが入っているとGoogle+はGPS情報も使うが基地局測位による誤差の大きなデータを送出してしまう。
従ってこのチェックは必ず外しておく必要がある。

   

Comments:0

コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。

サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。

登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント フォーム
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。

Home > Google+ GPS Locator



VC