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ドコモ発表会


  • Posted by: F&F
  • 2014年5月15日 13:07

ドコモ発表会は録画で観た。
ネットワーク系が一番だよと言う話から始まり、各社が自分が一番だと主張する形になった。

VoLTEの開始もあり、LTE基地局を増やす話も出ていた。
未だに都内でも3Gに落ちることが少なくないわけで、ネットワーク整備は力を入れて頂きたい。
CAに関しては本年度中とのことなので対応モデルはこの冬か、来年の春頃から増え始めるのだろう。
CAだから実質速度が上がると言うことでもないと思うのだが、通信の安定性は確保出来るかも知れない。

VoLTEとバンド間CAがトレンドで、KDDIはCAを先にスタートさせドコモはVoLTEで攻める。

他には特に面白い話もなく、新機種に関しても時代の流れに沿ったスタイルになっている。
バッテリ容量の拡大は大型ディスプレイのモデルで3Ah超となり待ち受け時間も連続通話時間も延びた。
小型にするとバックライトなどの消費電力は減るが無線機の消費電力は変わらないわけで、大きな電池の積める大画面モデルの方が連続動作時間も延びる。

ドコモにもauにも"売り"がある中でSBMが新製品発表会を開けないのも仕方ない。
冬にはドコモやauに追いつけるのか、それとも違う路線で行くしかないのか。
技術や製品で攻めることは出来なくても料金ならば設定は簡単だ。
CAやVoLTEが無い分だけ安いよとやれば客は付いてくるかも知れない。

ドコモにしてもauにしてもLTEシフトを進めたい気持ちは強いだろう。
ただドコモはFOMA契約が相当数残っているはずで、さらに事業用としてFOMAモジュールなどを相当数売っているので2GHz帯は3G帯域をしばらく残しておく必要がある。
使う側からすればCAもVoLTEも目に見えるものではない。
VoLTEの通話品質が謳い文句通り(周波数特性ではなく忠実度という点で)ならば人気が出る可能性もあるが、それもVoLTE-VoLTEでなければ活かせない(と、質疑の時間にも語っていた)。

VoLTEの伝送周波数帯域は50Hz〜7KHz(可変圧縮レートの圧縮率をもっとも下げたモードで)だそうだ。
PHSは8bit×8kHzサンプリングの64kbps PCMを32kのADPCMに変換しているので理論最大でも4KHz(実際は300Hz〜3.4KHz)である。
なおビットレートと音声伝送品質は必ずしも一致しないのは、音声圧縮方式による差異があるためだ。
参考までに無線伝送系で使われた圧縮方式と伝送レートを以下に示す。
一般電話伝送:64Kbps[PCM]
PHS:32kbps[ADPCM]
PDC:11.2kbps[VSELP/CS-ACELP]
PDC:5.6kbps[PSI-CELP]
IMT-2000:4.75kbps〜12.2kbps[MR-ACELP]
VoLTE:6.6kbps〜23.85kbps[AMR-WB]

SBMの音声品質が悪いと言われるのは帯域節約のために5.15kbpsまで圧縮レートを上げているためだ。

ドコモの通話無料が一般化するとフリーダイアルって無意味になるんだろうな。
今はドコモだけだけれど、孫さんはドコモに見劣りしないプランを出すと言っていた。
当然そうなればauも追従せざるを得ないわけで、国内の電話事情が大きく変わる可能性もある。

   

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