通話定額

出かけた先でドコモの新料金プランの話が出た。
月間1時間以上通話しない人には値上げになるよと言ったのだが、通話定額の安心感は無料通話分付き料金プランが戻ってきたように感じるとその人は言っていた。

予めお金を払い、それ以上の金額にならない安心感とでも言うのだろうか。
この気持ちは分からないでもない。
繰り越しなどを考慮しながら月間通話料を無料通話時間内に収めていた人にとって、完全従量制の通話料金は余計に高額に感じたらしい。

現在ドコモで契約している人の選択肢は、現行プランのままで行くか通話定額に移行するかしかない。
いったん新プランに移行した後は二度と元に戻る事が出来ない。
新規加入に関しても新プラン必須なのだから、悩む必要もなければ悩む事も出来ない。

ケータイやスマートフォンに興味のある人と話すと、だいたいこの料金プランと夏モデルの話題になる。
女性の新機種意欲が高いのを表すかのように、ウチの奥さんが夏モデルの○○を欲しがってましてね、みたいな。

さすがに黙っていられなかったのか、au情報もリークしている。
http://www.asahi.com/articles/ASG5Y5Q6KG5YULFA01J.html
記事中に「他社への顧客流出にも歯止めをかけたい考えだ。」とあるとおり、ドコモへの移動を避けるためには対抗せざるを得なかったのだろう。
こうなればSBMも追従してくると思われるが、網内定額の時とは逆に加入者数が少ないほど利益を圧迫する。

プラチナLTEの話も出た。
販売店などでは4月になればプラチナLTEだかHybrid 4G LTEだかが開始されるから凄い事になると宣伝していたそうだ。
ところが4月を過ぎてもいっこうに開始もされず、遅延のアナウンスもなく、5月の決算演説会でも遅延を謝るわけでもなくだった。
3月や4月に学割で入った客を逃がさないために、その時期が過ぎるまで遅延の発表が出来なかったとも言われる。

SBMはOMPhoneとして26,250円分の無料通話つきプランをやっている。
光通信がやっているものだが契約自体はSBMだ。
たぶん今でもあると思うのだが、これを一般開放するとドコモの完全定額にも対抗出来るのではないだろうか。
月額費用は6千円ほどで、この中にパケット定額料もIP契約料も、安心パックもオプションパックも含まれる。
いわゆる民団プランと似たようなものだ。
26,250円は通話分数にすると約10時間分になる。