ロボット(3)

ペッパー君はいくつものセンサを搭載している。
頭部には4つのマイクが搭載されていて、音の来る方向が識別出来るとされる。

カメラは2台、触感センサは3つ取り付けられている。
胴体にはジャイロセンサがあり動きや加速度を計測する。
脚部にはもっとも多くのセンサが搭載されており、超音波距離計、レーザーセンサ(段差や脱輪防止用のレーザマウスみたいな構造？)、タッチセンサ、ジャイロがある。

ペッパー君の元となったNAOには圧力センサなども搭載されている二足歩行型のモデルだ。
制御はIntel ATOMプロセッサでLinuxベース、音声認識はローカルで行っている。
ALS（Advanced Linux Sound Architecture）

余談だが開発元のページには「Aldebaranは、同社のパートナーである国内第1位のモバイル通信事業会社ソフトバンクモバイルのためにPepperを開発しました。」とある。
自らアピールしないと3位のままだからか。
ちょっとした悲壮感が伝わってきた。

ペッパー君は大きく重いものなので安全策は重要だ。
段差を乗り越えられずに引っかかったり倒れたりすると危険だ。
モータは20個搭載されている。
モータの負荷から各部に加わる力の検出も当然行われているだろう。
これは自動車のパワーウインドウの挟み込み防止機能などと同様だ。
なのでペッパー君の動作を抑制しようと力を加えれば、それを認識すると思われる。

ペッパーはNAOを元に開発されたROMEOのオモチャ版みたいな位置づけだろうか。
製造は中国で行われる。
販売予定価格はAIBOよりも安い。