ワイヤレスマイク(2)

写真は某メーカのダウンコンバータだ。
写真左側が受信機への出力で右側がアンテナだ。

厳重なフィルタが搭載されているのは、アンテナ側は携帯電話の妨害を受けないようにするためである。
IF側はIFとローカルを分離するためにフィルタが必要だ。
いわゆるデュプレクサなので携帯電話などのようにSAWデバイスなどを使えばもっと小型化が出来る。
ワイヤレスマイク市場が大きければ部品メーカもSAWデバイスを作るのだろうが、各社でIFが異なるなどがあると作りにくい。

基板の部品面にはたいしたデバイスは乗っていないが、半田面には多くのパーツが乗っている。
と言っても回路的に難しい事はなく、単にアンプとミキサがあるだけだ。

回路を分離してローカルを別に供給すればNFなども測定しやすくなる。
まあ測ってもそれが何？みたいな所もあるけど。

LNAはMMICは使われている感じだ。
デバイス名は分からなかったのだが、電源を加えれば広帯域アンプが動作する的なミニサーキットで言う所のMAR3みたいなものだろう。
このコンバータでIFに周波数を下げられた信号が受信機へと同軸で導かれる。