スマ放題

仕様が変化しているのか、それとも能書きだけが変わったのか、あるいは表示が違うだけなのか。
SBMのやることはコロコロ変わるので本当に分かりにくい。

まあ孫さん自身も言う事に一貫性がないから仕方がないのだが、これでは信用度は上がらない。
通話無料部分のスマ放題だけでも加入出来るとしながらも、通話部分にIP契約が必須だとなっている。
SBMではIP契約も含めて通話し放題と呼ぶようだ。

繰り越しにも条件があって家族データシェア(家族で月内の契約パケット総量を分け合う)とは併用出来ないとか、月間10GB以上では他の割域が適用されないなど注釈がいくつも付く。
このあたりで細かく稼ぐ＆勘違いを誘う作戦だと思う。

それよりもヤバいのはSBMを解約しようとする場合だ。
解約月はスマ放題が効かなくなるので通話料金は青天井となる。
当然スマ放題料金は取られないと思うのだが、ではどんなプランが適用されるのか。
ホワイトプランは終了すると言う事なので、解約時特別料金プランでも作るのだろうか。
スマ放題料金を取られながら通話が従量制になるとしたら、これは利用者が黙ってはいないだろう。
いやSBMの事だから文句を言った人には返金、それ以外は無視かも知れない。

前者ほぼ横並びの料金体系でSBMのみが大きな利益を上げる秘訣は、設備投資の抑制と実質高額料金だ。
設備投資の抑制で出口を絞り、実質高額料金出入り口を広げる。
ただ、そうでもしないと10兆円にも上る借金は重すぎるのだ。

KDDIの10倍、ドコモの15倍の借金。
営業利益が競合他社の2倍にも及ばないのだから、この差は大きい。
それに加えて完全定額では実質加入者数の少ないSBMが3社の中ではもっとも打撃が大きい。
ドコモでも数百億円の減益と言っている訳だから、SBMは1兆円を超える減益になるだろう。
これを埋める為にはさらなる集金力が必要になる。