通話定額

各社発表だけは済ませた通話定額、SBMは予定通りだとすれば本日から予約開始になる。
当初は6月11日から予約開始とアナウンスしていたが、言い訳がましい理由付けで実質延期となっていた。

表向きの料金は従来型ケータイが月額2,200円、スマートフォンが月額2,700円と横並びである。
しかし細部は異なっている。

音声定額部分だけを見てみよう。
【ドコモ】
従来型ケータイ:2,200円
スマートフォン：2,700円

【au】
従来型ケータイ:2,200円
スマートフォン：通話のみのプラン無し

【SBM】
従来型ケータイ:2,500円
スマートフォン:3,000円
(通話のみの場合もIP契約が必要、理由は非公開だそうだ)
解約月には定額適用されないので、解約月は従量課金になる。

パケットの方は少々分かりにくい。

【ドコモ】
2GB:3,500円〜30GB:22,500円/割引：300円〜2,000円引き
家族シェアは10GB:9,500円から可能
1GBあたりのパケット単価は2GB:1,750円〜30GB:750円

【au】
2GB:3,500円〜13GB:9800円/割引：0.5GB〜2GBのデータ使用権を加算
データギフト(家族内にデータを手動で分配する)が0.5GBごとに可能
※分け合いは12月開始予定
1GBあたりのパケット単価は2GB:1,750円〜13GB:754円
※スマートバリューを使うと他社より千円〜5千円近くも安くなる。

【SBM】
2GB:3,500円〜30GB:22,500円/割引未定
家族データシェアが可能(詳細未定)、ただし家族シェアを行うと繰り越しが出来なくなる。
家族内の誰か一人でも3日/1GB規制に引っかかると家族全員が128kbps制限になる。
解除するためには快適モード契約が必要だが、快適モードに契約するとデータ量制限が無くなり従量課金されていく。
キャンペーンのデータ増量は繰り越し対象にならない(キャンペーンや繰り越し分は後で(契約分を使い切った後に)使われる)
※分け合いは8月開始予定
1GBあたりのパケット単価は2GB:1,750円〜30GB:750円

通話定額の金額からすればドコモが安く、パケットでは8GB以上でauが安い。
SBMがドコモプランをそっくり真似しながら細部での値上げを行ったのに対して、auは独自色を何とか盛り込もうと頑張った。
このあたりはプライドと言うか、料金体型が同じだと収益率などもそっくり比較されてしまう事を避けたかったのだろう。

SBMは従来通り様々なトラップが仕掛けられている。
そのトラップも日々追加変更されているようで、サービス提供を前に迷走状態である事が伺える。
割引に関してもまだ未定なので、現状ではSBMが最も高額だ。