デフレ

デフレ解消はなかなか上手く行かないようだ。
価格よりも品質みたいな流れがデフレを解消するみたいな言われ方もするのだが、長かったデフレ期間に普通の品質のものが安く買える世の中になった。

そこで大手メーカなどでは付加価値を盛る事で価格を上げる作戦にも出るが、余計な機能よりもシンプルで安いものを求める層が多いのだとか。
家電製品などばかりではなく食品に関しても同様だ。
有機野菜の何が有機なのかと言われた事もあったのだが、高品質(を、謳う)高価格商品の動きはあまり良くなっていない。

コンビニ弁当の顧客を食ったと言われる街の弁当屋、売れ筋メインは安価なものらしい。
同じ程度のものならコンビニよりも100円は安いとあって売れ行きはそこそこらしいのだが、何せ利益が少ない。
最近では24時間営業の弁当屋もあったりして、ここでもコンビニと客を奪い合う。

その弁当屋の顧客を奪った牛丼店だが、松屋はプレミアム牛めしとして従来の290円から380円と大幅値上げをした。
ではプレミアムではない普通の牛めしはあるのかと言えばそれは否で、全てがプレミアムになる。
吉野家なんか行ってる場合じゃないんだよ、プレミアムだぜ、時代は。

と、オトーさん方が松屋に押しかければ成功なのだが果たして。

携帯電話業界同様に各社価格を揃えて値上げしたらどうなるか。
経済が強ければそれでも売れるのだろうが、今だとたぶん客が他に流れてしまう。