ショップ閑散と決算

ソフトバンクショップ、1.5万円キャッシュバックの条件はSIMだけ契約をプラスするのだとか。
SIMだけ契約は月額費用がかからないと説明される。

ただし元々の契約を解除してしまうとタダSIMがタダでなくなるのだが、これは聞かないと説明して貰えない。
この春以降SIMだけ契約の比率は前年同期の15%ほどから30%近くまで上昇したようだ。

ちなみに、もっとキャッシュバックを引き出すためにはauの見積が必要だそうだ。
auに相当取られているようで、競合させた場合に限って積み増しがあるらしい。
少し前はソフトバンクショップ同士の競合も行けたらしいが、今は規制が厳しくなっている。
SBMとYM間の移動に対してもキャッシュバックが無くなるなどの厳しさだ。

第一四半期の純増数は前年同期比7割以下と発表された。
ここからSIMだけ契約の予想数を減ずると約39万件の純増になりドコモやKDDIより低くなる。
ブルームバーグの計算でもKDDIより少ないとなったそうだが、孫さんはうちの方が多い… ん？ 契約者の数字と実体は合わないから…
みたいな感じだった。

SIMだけ契約はIP契約を行わないのでデータARPUは下がらないが、電話番号が付くので音声ARPUは激減した。
これまでの総合ARPUは4,500円前後で上下していたのだが、1Qでは4,200円台になってしまった。
自慢のスマ放題の契約数に関しては公表しなかった。
さすがにドコモの数字を見せつけられると分が悪いだろう。

SIMロックに関して従来は「需要がない」の一点張りだったのだが、意見をコロリひっくり返した。
何故考えをコロリと変えたのかとの質問に対しては、SIMロック論をSIMフリー機論の話題に逸らした。
数万円も出してiPhoneを買おうという人は居ないと言い、ゼロ円販売が普及を促したのだとした。
それはキャッシュバック額などを減じた結果、急速に売れ行きが悪くなった事も実感としてあるのだろう。

Tモバイルに関しての質問は「他社の買収に関して言及した事はない」と退けた。
孫さんとしても買収に無理感は持っていたのだろうが、今の段階では悔しくて仕方がない所だろうか。

プラチナLTEの話も出なかったし質問も飛ばなかった。
さすがに2度目の延期宣言も出来ないだろうし、質問者にしても今更何を言われてもなぁと言った所か。
プラチナLTEの話は明日にしよう。