スプリント

一人負け状態が続いているスプリントの安価誘導プラン、他者からの乗り換えでUSD350分のクレジットを与えるという。
日本でやっているMNP優遇特典を米国に持って行ったわけだが、アナリスト達は気に入らないご様子だ。

既存ユーザを大切にせずに新規獲得に走れば解約は続くというのだ。
ここも日本と同様なのだが、しかし新料金発表翌日には株価が4%以上下げたというのだから米国の投資家は日本の投資家よりも考え深いのかも知れない。

スプリントの既存ユーザは高い金を払っている。
この部分にメスを入れることが必要だというのだが、取れる客から取る金を減らす施策が出来るだろうか。
それでなくても資金面で厳しいスプリント、そしてソフトバンクなのだ。
ADSL事業のように結局はトータルで儲けを出せなかったとなってしまう恐れがある。

日本の投資家と違って米国では加入者数の推移だけを見ているわけではないのかも知れない。
加入者数だけで良ければSBMのように機種変更の度に「以前の機種が使えるように」と無料SIMを渡すだけで良い。
こうすれば機種変更の台数分が新規加入としてカウント出来る。
しかも通信も通話も使わないので、加入者数は増えるがトラフィックは増えない。