AppPass(2)

他社にあってSBMに無いもの部分を補強する必要に迫られた。
Apple任せの土管屋としてでは売り上げが上がらないばかりか流出も阻止出来ない。

土管屋としても良い土管が提供出来ればいいのだが、この点でも他社に後れを取っている。
そこでAppPassを開始する運びとなったのだが、iモード時代と同じくコンテンツが集まらない。
スタート時点で100タイトルは相当寂しい話なのだが仕方がないのだろう。
グループ内のガンホーもSBMのこのプランに参加していない。
現時点で商売になっているのに、わざわざ売れないSBMのAppPass対応にする必要がないと見たのだろう。

AppPassはスプリントとも共通でと言うような話をしているが、これまでの中韓企業の例と同じく日本向け、日本人向けの色が薄くなるのが問題だ。
結局二兎を追ったら両方とも逃げちゃったみたいなもので、焦点がぼやけてしまう。

AppPassはAndroid専用である。
Appleは自社囲い込みが強烈なので、いわゆるiモード網と同じだ。
SBMのAndroid比率はかなり低く、売れ筋もiPhoneと従来型ケータイ(タダ配り用)オンリーとなっている。
半グローバルモデルのシャープ製もゼロ円+キャッシュバックで販売しているのだが、Androidを使うのならSBMである必要などはない。
しかも日本向け機能が搭載されていないとあって、ゼロ円でも要らないと考える人が多いそうだ。

iPhone6の発売で相当数の流出があると予想する向きもあり、MNPキャッシュバック戦争が再燃する可能性もある。

続く…