プリンタ (17)

比較するまでもなく結論は出ている感じがする。
つまりこれはMG3530の故障ではなく仕様だと言う事だ。

仕様というと聞こえは良いが、取説のどこにもこれは謳われていない。
電界強度が80%を超えないと使えませんよとでも書かれていればまだしも、見通しならば50mの距離でも使えると書かれている。

電界強度約75%(何度か確認して68%〜82%の間に入っている)の状態で30分ごとにpingを打った結果が画面のコピーである。
元々あったMG3530はping失敗率が26.3%、新たに購入したMG3530は失敗率27%である。
pingは30分ごとに打って142時間の統計だ。
結論から行けば-50dBmの強電界中でもMG3530はWiFiをロストしてしまう。

MG3530の無線LANは感度が悪い。
しかし電界強度を見る限り感度の問題とも言い切れないのだが、表向きはそうなる。
電界強度表示はどうにでもなるというか、それこそSBMのケータイのように甘くしておく事も出来る。

MG3530を満足に使うためには、少なくとも電界表示で90%を超えている必要がある。
これはAPと見通しで2m程度だろう。
隣の部屋にプリンタを置いたりすれば多くの場合は接続不良になる。

サポート担当が故障ではないと言い切るのは、実はこうした事が分かっていたからではないかと思った。
しかし不具合を認めれば修理しなければならなくなる。
なので心の中では「そうなんだよ、MG3530のWi-Fiは駄目なんだよ」と叫んでいたのかも知れない。

しかしそうだとしたら、正しい情報が得られないためにさんざん実験し更に2台目のMG3530を買ったわけだ。
MG3530の無線LAN機能が駄目だと言う事を知らずに販売しているとすればキヤノンが悪い。
知っていて隠すのもキヤノンが悪い。