サムスン減益

サムスンは3四半期連続減益なのだそうだ。
日本では売れていないサムスン製なので興味を持つ方も少ないとは思うが、世界で最も売れている(今も？)スマートフォンメーカだ。

iPhoneの真似戦法で訴えられもしたが、シェアを獲得した。
米国でのサムスンブランドは一定の評価がされていて、それはシャープなどよりずっと上だ。
では何故減益なのかと言えば中国市場などでの価格競争に敗れたためだという。
その背景にはウォン高があり、そして中国メーカの躍進があると言われる。
ファーウェイは出荷台数で世界3位だそうなのだが、低価格路線でサムソンのシェアを崩し始めている。

ウォン高抑制は、韓国は闇介入を繰り返しながら為替コントロールを行った経緯がある。
しかし行きすぎた闇介入によってウォンの価値が急降下、日本に泣きつく場面もあった。

しかし元/ウォンレートで見ると元の方が通貨価値上昇率が高いので、必ずしもウォン高と言えないのではないのか。
なので中国国内におけるサムスン製品販売量の減少が必ずしも為替の関係とは言いにくい気もする。

Appleもサムスンもシェアを減らし、SONYも赤字計上だ。
世界のスマートフォン市場は中国に独占される日が来るのだろうか。