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GPS基準クロック(10)


  • Posted by: F&F
  • 2014年11月11日 11:12

測定器のOCXOは大げさなケースに入っている。
しかし最近の機器組み込み型のものはTXCO並とは言わないが、そんな形状である。

安定時間も数分以下なので電源オンで少し待っていれば規定誤差に入ってくる。
これが測定器内蔵ものとなると30分程度は安定時間を見る必要があり、そのためスタンバイ時にはオーブンに通電する仕組みになっている。
ただ最近ではスタンバイ時電流の低減などを謳うものもあり、こうした小型OCXOを搭載する機器も増えてきた。
小型OCXOは手軽に使えるし、高精度タイプを選べば0℃〜50℃で0.001ppm程度の温度偏差に収まる。
小売価格は2〜5万円だ。

大型の?TCXOが使われている機器ではピンコンパチで交換出来る。
たぶんうちにある周波数カウンタのTCXOとも互換性があると思われる。

簡単に定温を作るにはポジスタが良い。
ただし周囲温度の影響を受けるのでTCXOと組み合わせた方が良い。
他にはダイオードとトランジスタの簡単な回路で、トランジスタそのものの発熱を利用したオーブンもある。

TCXOは常温付近で偏差が少なくなるように制御されているので余り高温にするのは良くない。
普通のTCXOでもGPSに同期させておけば良いわけだが、勝手に周波数が動く率が高いと補正範囲を広くする必要があるのでC/Nが悪くなる。

   

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