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GPS基準クロック(14)


  • Posted by: F&F
  • 2014年11月15日 11:07

GPS基準クロックに関するまとめである。

1PPSの信号を得るのは簡単だ。
普通レベルのユニバーサルカウンタで1PPS信号を0.01ppm/LSD分解能で観測出来るので、通常これで困らない。
高分解能ユニバーサルカウンタを使えば0.0001ppm以下の精度で1PPS信号を観測出来るが、それには0.0001ppm以下の安定度を持った基準発振器が必要だ。

ルビジウム基準を持ったタイムインターバルカウンタの分解能は10ps程度、つまり0.00001ppm/LSD程度の分解能がある。

アマチュアでも単品入手可能な高安定度TOCXOの誤差は全温度範囲で0.001ppm/短期安定度で0.0002ppm程度である。
中古のルビジウム発振ユニットは0.00001ppmよりも高い安定度がある。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/GIHOU/archive/19_007-012.pdf
但し同様のユニットを組み込んだ製品の規格は(余裕を持たせて)0.0001ppm前後となっている。

これにより高分解能ユニバーサルカウンタで1PPS信号を観測することによってルビジウムの周波数安定度と同等の精度が観測出来る。
市場に出回っている中古ルビジウム発振ユニットとGPS基準信号との比較データがある。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/GIHOU/archive/19_007-012.pdf

   

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