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GPS基準クロック(21)


  • Posted by: F&F
  • 2014年11月22日 13:11

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GPS受信機の1PPSでトリガをかけてSGの基準発振器出力の10MHzを見る。
ピタリには合わせられないのでゆっくり波形が流れるのだが、たまに波形の移動が連続的ではなくなる。

1PPSの方が狂うのか10MHzの方が飛ぶのかは、他に基準がないので分からない。
周波数カウンタはTCXOなのでそもそも精度が悪すぎる。
そこでもう一台のESGとも比較してみる。
2台目のESGもOCXO内蔵なので安定度はある。

どちらも周波数をピタリには合わせられないので波形は流れるが、それは同一だ。
つまり位相が連続的でなくなるのはSGのOCXOの出力が変化するのではなく1PPS信号の方が非連続になるのだ。

なお波形の流れ具合は昨日も今日も同じなので公称0.0005ppm以下/45日の安定度はその通りのようだ。

1PPSが狂う要因は不明だ。
衛星の受信状態がそうそう変わるとも思えない。

ルビジウム発振器の中古はまとめ買いで3〜5千円位のようだ。
これを買い付けて3万円位で売るというのが転売屋さんである。
ただそれを欲しがっている人には一通り行き渡ったようで需要は低下している。

GPS同期のZ3805AやZ3815Aなども中国で買うとかなり安い。
特に安いのがサムスン製で、さすがブランドイメージが低いと投げ売られてしまうがちゃんと使える。
中国出品価格1万円台のボロのサムスン製が、ヤフオクだと5万円位になる。
Z3805系は中国、TRIMBLE THUNDERBOLT 系は北米やカナダから出品されている。

オーディオマニアへの需要は、発振器だけの人気は余り高くない。
電源やケースなどへの組み込みや、場合によっては必要になるシリアルポートからの制御が面倒だからだろう。

   

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