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MNP優遇


  • Posted by: F&F
  • 2014年12月29日 13:09

春先にSBMがインセンティブを縮小したのをきっかけに、一時期はiPhoneの値が上がった。
しかしインセンティブ縮小で加入者数が稼げなくなったSBMは再度、じわじわとインセンティブを積み増した。

だが消耗戦に挑めるほどの体力が無いのはスプリント事情も絡んでいるのだろう。
以前のキャッシュバック山盛りとは様子が異なっている。

体力のあるドコモやauは相変わらずな感じだ。
Xperia Z3 CompactはドコモにMNPすれば1円とか0円で買う事が出来る。
同条件でSBMに行っても1万円を取られる事を考えれば、さらにVoLTEやエリアや対応バンドの多さなどでSBMを選ぶ必然性はゼロである。

実際この年末商戦(12月中旬あたりまでの契約)においても実質的な、つまり通常利用するスマートフォン契約数という点でSBMは大手2社に負けているそうだ。
4半期ごとのデータでも最下位になっているのかな。
水増し分を入れれば2位なのかな。
とにかくカネで客を釣る以外では勝ち目のない事は明確だ。

少し前に解約率はエリアが問題という話を書いたが、その後も市場調査を続けているという。
エリア改善や通信速度ナンバーワン、接続率ナンバーワンの広告等の浸透率などを調査したという。
エリア改善の広告やアナウンスの浸透率は余り高くなかったようだが、接続率ナンバーワンはCMのおかげで周知されている。
以前に孫さんがナンバーワンと叫んでも信じて貰えない「8割の人は信じていない」と言っていた。
今回の調査でも消息筋氏(!)によれば「疑っている人がかなり多い」データだった(さすがに数字は教えてくれない)という。
自由回答では「ナンバーワンは都会の話で自分の住む場所には関係ない」という感じが多かったそうだ。

その認識を変えようとしたのが現在流されているCMではないのか。

年末年始に地元を離れて行楽や帰省する人も増えるだろう。
そして「こんな所でもつながるようになったのか」と思うか、あるいは「やっぱりSBMだな」と諦められるのか。

   

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