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コンデンサ


  • Posted by: F&F
  • 2014年12月 5日 11:10

アルミ電解コンデンサの不良や寿命に関しては以前にも書いた。
どんな機器でもアルミ電解コンデンサの劣化は平等に進むはずなのだが、耐圧余裕度が少ないほど壊れやすい。

10年位前のSONY製品は電解コンデンサ不良が多い。
電池3本、つまり4.5V仕様の携帯機器に使われている電解コンデンサの耐圧は6.3Vなので規格内ではあるが壊れる。
電池2本のラジオなどだと耐圧4V品が使われている。
これも耐圧をオーバしているわけではないが壊れる。
特に低周波増幅回路部分などで交流電流が多く流れる、スピーカのDCカットのコンデンサなどは駄目になる確率が高い。

一説によると表面実装型電解コンデンサの不良説もある。
しかしもっと古いサンヨーのラジオやナショナルのラジオが壊れていない所を見ると、3V機器に12V耐圧のコンデンサが使われていると長持ちするのかなみたいな気がしないでもない。
電解コンデンサは耐圧を上げると大きくなってしまうので、小型軽量化を推し進めていたSONYは余裕を持たせる事が出来なかった。

ちなみに電解コンデンサの場合は耐圧余裕をさほど見る必要はないが、タンタルコンデンサは余裕が必要である。
またセラミックコンデンサはDC印加で実容量が減少するので、電解コンデンサをセラミックコンデンサに換える場合は容量に注意したい。

   

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