鉛蓄電池

相当古いと思われる鉛蓄電池があった。
電流容量は、大きさからすると3Ah位だろうか。

電圧を測ってみるとゼロボルト、抵抗を測ってみると10MΩ以上を示す。
密閉型のバッテリなのだが完全に乾いてしまっているようだ。
蓋が開けられないかなと、これがバイク用やUPS用だと容易には開けられないのだが、開いた。
3つのセル共に蒸留水、は在庫切れなので水道水を入れてみる。
15ccのシリンジで4回、60cc近く入って満タンになった。

注水後に充電を開始してみるが30Vを加えても電流が流れない。
そこでプラスとマイナスを逆に、つまり逆電圧を加えてみると30Vで400mAほど流れた。
そのまま少し放置し、今度は正しく電圧をかけると20mA程の充電電流が流れるようになった。

電解液が減っただけならば蒸留水の補充で良いと思うのだが、完全に乾いたバッテリはどうなっているのだろう。
おそらく電極もサルフェーション起こりまくりで回復しそうにはない。
とりあえず30Vをかけて放っておくか。