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純増数


  • Posted by: F&F
  • 2015年3月15日 11:11

純増数こそ事業者の勢いだ、純増数ナンバーワンだ、ドコモやauの純増数に比較してSBMはこれだけ凄い。
そう言い続けた数年間、毎回決算演説会の度にグラフを示して自慢した。

3期連続純増ナンバーワンは偶然ではなく必然、ネットワーク改善や各キャンペーンに頭を使っているからだと自画自賛。
所が一転、インセンティブ縮小を前にして純増数の発表を取りやめたいと言い出したのがソフトバンクだ。
しかしこれは他事業者からの反発もあり、四半期ごとの発表となった。
孫さんはやがて純増数には意味がないと、それまでの意見を180度ひっくり返した。
自分の都合によって言う事をコロコロ変えるのが孫さんの特徴であるが、何故そう言い始めたのかはその後判明する事になる。
第三四半期のデータを見ると、地域によっては純減に陥っていたからだ。
唯一関東のみで純増数を稼ぎ出し、東海(約1.9万純減)や関西(約1.6万純減)などの純減を埋めようとしている。

ドコモも関東純増が多いのだが、それはMVNOの分が加算されているからだ。
auはほぼ人口比例みたいな形で分布する。
それに対してSBMはあきらかに不自然で、関東以外で最も純増数の多い九州でもその数は8,300契約に過ぎない。
では関東はどうかというと38万契約も増えている。

これが自称「満足度ナンバーワン」のSBMの実体だ。
満足度ナンバーワンは自称に過ぎないが、解約率ナンバーワンは圧倒的である。

関東で純増稼ぎを行わなければどうなっていたか。
おそらくは関西同様の傾向で、5万契約程度の純減になっていただろう。
その分を埋めて38万の純増に持っていったのだから、相当な荒技を使ったと考えられる。
ARPU低下もそれを裏付けている。

関東が5万の純減だとすれば全国で7.6万の純減だった。
ドコモもなし得なかった通期純減の記録をソフトバンクは達成出来るのか。

   

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