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オシロ(1)


  • Posted by: F&F
  • 2015年3月27日 12:09

トリガ機能のないオシロを私は使った事がないが、その昔はトリガ機能など無かったのだとか。
トリガ機能とは波形のどこから表示をスタートするかみたいなもので、繰り返し波形であればトリガ機能を使うと波形が止まって見える。

繰り返しの矩形波を観測したとする。
波形の立ち上がりにトリガをかければ、いつでも立ち上がり部分が管面の左端になるので波形が止まって見える。
しかしトリガ機能がない場合は、任意のタイミングで波形を描き始めるので波形が流れて見える。
トリガ機能が無くても、観測波形の周期と水平軸の時間を上手く合わせれば波形は止まって見える。

昔のオシロでは水平時間軸がステップ可変ではなく連続可変になっていた。
時間軸を微調整して波形を止めて見るためかな。

オシロスコープに対して、岩通(だったかな)がトリガ機能を標準装備したシンクロスコープという名称を使った。
今は普通にオシロと呼ばれているが、昔?はシンクロと呼んでいたような…

と、トリオ(Kenwood)の古いオシロを見て思った。
松下もサービス店用の小型のオシロを出していたと思う。

   

Comments:2

農業通信員 Author Profile Page 2015年3月27日 16:39

トリガ付きのシンクロスコープを、テクトロが特許を取って、「オシロスコープ」としたんではなかったでしたっけ?それまでは、VFOを調整しながら、疑似的に同期させていたんではなかったかと。TVの水平動機や垂直同期を観察する計測器だったと記憶しています。

Realist Author Profile Page 2015年3月28日 16:49

オシロスコープは同期機能が付加される前からオシロスコープと呼ばれていました。これはカソードレイ・オシロスコープの省略形です。今のような同期機能は戦後テクトロニクスの技術者(多くは退役軍人達)が開発したそうです。この時、特別な商品名は付けずに、継続してオシロスコープと呼ばれていたそうです(というか今でも)。
日本では岩通がこのアイデアをパクッて、同期機能付きのオシロスコープを開発し、それにシンクロスコープという商品名を付けました(昭和27年)。
この商品名はとても強力で、私なども若い頃は、同期機能の無いもの=オシロスコープ、同期機能のあるもの=シンクロスコープ、と思い込んでいました。しかし日本以外でこのような使われ方をすることはなく、呼称は全てオシロスコープでした。
今では岩通もシンクロスコープとは呼ばなくなった様ですね。

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