ジャンク(2)

先日の電球に例えたようなもの、点灯すれば儲けだが点灯しなければ大損。
アッテネータ、センサ、スプリッタなどがそれにあたる。

これらは殆ど部品のようなものなので修理が不可能に近い。
ケースだけを使って… みたいな事は出来るが、やたら高額なケースになってしまう。
不動と明記されたものは数千円、動作未確認品だと数万円、動作確認品だと結構高額である。

50Ω系でDCから使えるものならテスター一丁で焼けているかどうか位は判断出来るのだが…

動作未確認のジャンク品でもそこそこの価格が付くのは、みんな賭に出ているからだ。
じゃあ参戦してみるか…

と言うわけで1.6万円ほどで落札したそのセンサ、配達されてきたものを測定器に接続してみると見事動作したのだった。
良かった〜

これは使えたから良かったのだが、測定器などでは外れに当たった事もあった。
電源ONのみ確認のその測定器は画面表示はされるがキャリブレートが取れなかった。
HPの測定器はサービスマニュアルなども公開されているのである程度のテストや調整は可能なのだが、どうやら部品レベルの劣化のようで調整しきれなかった。
汎用部品であれば交換修理が可能なのだが、そうでなければ部品の入手が出来ない。
それこそ不動品を買ってニコイチにでもしないと修理が出来ない。
電源すら入らないような物が安く出ればそれも不可能ではないのだが、それも望み薄だったのでキャリブレートエラーですよと書いた上で売ってしまった。
それでも数千円の損失(送料を含めた購入価格の2割安)で済んだ。