SBM

昨日の話の続きである。
キャッシュバックや料金低減のお得な期間が終わればSBMに居る意味が無くなるので他社に移る。

これが解約率の上昇につながっている。
新規契約時に写真立てだ何だと契約させるものだから、解約時にはそれらがダブル・トリプルで効いてくる。
解約時には強烈な引き留めがあるが、そこでまた更にWi-FiルータやタダSIMなどの契約を迫られる。
そうした契約はメインの電話番号の契約と時期がずれる為に、解約時には何かしらの金がかかる事になる。
またメイン回線を解約するとタダだったSIMが料金を発生し始める。
二重三重の解約阻止策が講じられているので、そうした目に遭った人は二度とSBMには戻らない。

SBMの不調は昨年10月に最初に訪れた。
iPhone6の発売開始と共にSBMを去る人が増えたためだ。
そしてこの3月、各社共に力を入れる春商戦でもSBMは立ち直れなかった。
前年同期の半分というのは相当な落ち込みである。

私は過去に2回SBMと契約している。
最初はiPhoneが貰えるというので契約した。
ただしキャッシュバックに難癖が付いてモメた覚えがある。
二度目は従来型ケータイを契約したが、圏外が多い事に加えて混雑時間帯には「しばらくお待ち下さい」表示で電話が出来なくなるのが苦痛だった。
通信速度も数十kbps程度に落ちるのが当たり前という状況だったのである。

それに比較すれば今はずいぶんまともにはなったが、しかし大手に追いつく事は出来ていない。
ナンバーワンを叫ぶばかりで客が来てくれればそれに越した事はないが、今や積極的にSBMを選ぶ理由は無い。
そして、多くの人がそう考えるようになり純増数は最下位に転落したのである。

今年の夏商戦、そして冬には回復するのだろうか。