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ケルビンクリップ


  • Posted by: F&F
  • 2015年4月28日 12:09

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ミリオームオーダの抵抗値はなかなか安定には測れない。
0.1Ωの抵抗にしても、抵抗体の近くで測った値とリード線の先で測った値には違いが出る。

わずかの銅線抵抗さえも測れてしまうからだ。
そこでインチキケルビンクリップを作ってみた。

使ったのはごく普通のミノムシクリップである。
ミノムシクリップは軸によってワニ口の下あごと上あごがヒンジとなってつながっている。
従って導通はあるのだが接触抵抗は大きいのではないか。
なのでその抵抗は無視する事にして、上あごと下あごにソースとセンスの線を半田付けした。
このクリップで銅線を掴んでみると、残留分は約3.2mΩだった。
ヒンジよりもバネでの接触抵抗が低いのかも。

所がこのインチキケルビンクリップでバッテリの内部抵抗を測ろうとすると難しい。
挟む力が弱いからなのか抵抗値が安定しない。
バッテリの内部抵抗測定を行った時にはソースとセンスの線をまとめてバッテリにネジ留めして固定した。
この状態での残留抵抗は500μΩ程度だったので、インチキケルビンクリップはそれに及ばない。

ケルビンクリップ単体の価格は、安いもので千円位から高いものだと2万円くらいする。
簡単に作るなら洗濯ばさみと銅板なのだが、先が太いので使いにくい。
市販のものもどれも大型で無骨なものが多い。
ちなみにHIOKI純正品は入手が可能で8千円くらいだった。

   

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