楽天退店(2)

1年間楽天でやってきたわけだが、その中での楽天の嫌らしさみたいなものは十分に感じる事が出来た。
ようするに二重価格や架空割引率みたいな所であり、そうしていかないと楽天で生き残る事は出来ない。

セール時期になれば5割引以上を提示するが、その為には予め同種商品の値段を上げて何個か販売しておく。
酷いショップになればそんな事をしないまま、値段も変えずに5割引の表示にしてしまう。

楽天の検索ランクはレビューの数も関係する。
そこである商品でレビューを大量に獲得した後で、その商品を別のものに入れ替える。
規約では禁止されているが、回避方法もあるし規約を無視しても良い。

こうした楽天商法について行けない限り、楽天で生き残る事は難しい。
オカルトものとは言わないまでも原価がタダみたいなものを売っている怪しげショップが利益を上げているのも、この辺りのテクニックが優れているからだ。
逆に言えば真面目に店を出そうとする人に楽天は不向きである。
真面目とは最も遠い距離にいる楽天であり、そこに入っている店舗もそれなりに悪さをしている。
祖も悪さを悪い事だと感じないくらいまで普通に出来るようにならないと、楽天には居られない。

楽天で売り上げはあったが最終的には少し赤字が出ている。
売れないのはまあ良いとして、コンサル氏は「そんな数量では足りない、もっと在庫を増やせ」と何度も何度も言ってきた。
そんな事もあって在庫量を増やしたのだが全く無駄だった。
コンサル氏が売れといったものを売ってみたが、これも全然売れなかった。
コンサル氏の言葉がなければ黒字になっていたかも知れない。

楽天の何がいい加減かとかそういう話ではない。
全てが無責任でいい加減なのである。
重要な事はメールには書けない、全て電話にしろと言われているというその言葉が全てを表している。
証拠に残るような事をしてはいけないのだ。