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CA(2)


  • Posted by: F&F
  • 2015年8月30日 13:05

BAND1(2.1GHz帯)とBAND3(1.8GHz帯)のCAが少し難しいのはその周波数関係にある。
2.1GHz帯の上りが1920MH〜1980MHzであり1.8GHz帯の下りが1805MHz〜1880MHzとなっている。

つまりBAND1の上り(基地局での受信周波数)と1.8GHz帯での下り(基地局での送信周波数)の差が100MHz程度しかない。
ソフトバンクは100MHz程度、ドコモはそれより少ないくバンドエッジからの幅で見ると60MHz位だ。
SAWフィルタを使うと50MHz離調で40dB程度の減衰量が取れるのだが挿入損失が少し大きい。
フィルタの挿入損失はそのまま受信機のNFに加算されるので損失は減らしたい。
送信出力が+46dBm(40W)だとして受信機の安全な入力レベル(IMDを発生させないレベル)が-30dBmだとすると、フィルタの減衰量は76dB以上必要になる。
これは基地局側の話なので大型部品も使えるが、1.8GHz帯と2.1GHz帯の基地局を同居させるにはこの辺りを考える必要がある。

ちなみに移動機側は周波数が離れているので問題はない。

ドコモは1.8GHz帯で20MHz幅を持っているので150Mbpsの速度が出せる。
150Mbpsのエリアは1.8GHz帯が使われているわけだが、この1.8GHz帯と2.1GHz帯のCAが行われている場所は限られる。
おそらく現在のCAエリアの多くは2.1GHz帯と1.5GHz帯、合わせて最大30MHz幅(225Mbps)の筈だ。
2.1GHz帯と1.8GHz帯のCAだと262.5Mbpsになる。
今後262.5Mbpsのエリアは増えてくると思うが、旧来型基地局がリプレースされるタイミングで改修される可能性もある。

W-CDMAが巻き取れれば300Mbpsとなるのだが、それにはまだまだ時間がかかる。
M2M用途などもFOMAを使っているので3CCA開始までは261.5Mbpsが最速になる。

   

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