VW排ガス不正問題はポルシェにも？

EPAはVWに続いてポルシェカイエンやアウディーA8,新たにVW車など計7車種に不正の疑いがあるとした。
これに対してVW(グループ)は、排気量が３リットルの車のディーゼルエンジンには、不正な方法で排ガス量を操作するソフトウェアは搭載されていないとしている。

既に問題となっているのは排気量2リットル以下のレンジの車種であり、今回はそれ以上の排気量のモデルとなる。
EPAによればエミッションテスト時の、最大9倍のNOxが排出されるのだそうだ。

日本では自動車メーカの反発などによる排ガス対策の遅れからディーゼルエンジンは廃れた。
このVW問題は今後の排ガスコントロールのあり方、あるいは車両そのもののあり方をどう変えていくのだろうか。

今回の問題はEPA側とVW側の認識の違いがあると言われる。
不正プログラムの場合は、計測モード時にそれ用のプログラムを起動させた。
今回のものは日本車と同じように排ガス・燃費名測モードを検出するとシームレスに制御が変わる。
従って実走行時に於いても計測モードと同じような走り方をすれば計測モード同様の排ガスレベルになる。
これは計測モード用のプログラムではあるが、走行の仕方によって制御が適切化されるだけと言えばそうなる。

ホンダとトヨタはFCVの方も向き始めている。
マツダはロータリエンジン復活かとも言われているが、これが水素燃料のエンジンだったら面白い。
なお水素燃料エンジンでもNOxは排出される。