ソフトバンク、2四半期連続で純減

ソフトバンクグループの決算発表会があった。
移動体通信では通信関連収入が-0.4%、サービスはコンテンツなどが+13.1%だった。

ソフトバンクの言う所の主要回線は5.9万増と前四半期の2万よりプラスになった。
主要回線は主にスマートフォン契約だがATPUの低いタダSIMやそれに類似するスマートフォン契約は除かれている。
契約数全体では30万の純減で、前四半期の-49.6万件より改善した。
通信ARPUは-40円と下がり続けたがサービスARPUが+60円となり総合ARPUを+10円に押し上げた。
サービスARPUとは抱き合わせなどで加入させられる保険等々である。
解約率は依然高い1.28%なのだが前年同期比-0.02%と多少下がった。

顧客満足度ナンバーワンだとしたが、携帯事業では3位である。
法人向けネットワークとクラウド事業でナンバーワンだよとしてお茶を濁した。
ブロードバンドは15万件の増加とふるわない。
ソフトバンク光は30万件以上増えているのだが、ADSLなどが減っている。
従来のYBB光の減少が激しいのでYBB光からソフトバンク光への契約替えが多いのだろう。

流動負債は約4.4兆円、非流動負債は約13.1兆円となって前期末よりも増加した。

スプリントはリースカンパニーを挟む事でスプリントのキャッシュフローのマイナスをそちらに押しつける。
これによってスプリントの決算の見栄えが良くなる。
スプリントのネットワーク改善に関しては前四半期決算時同様「改善の糸口が見えた」との発言に留まった。
ADSL事業の時に毎回V時回復すると言っていた頃を思い出す。

質問
日本のケータイ料金は高いのかと聞かれたが「iPhoneは安い」と答えるも質問者は怯まず再度同じ質問をしたのが面白かった。
純増にYMの分も含まれているがそれを除くと相当厳しい数字なのではないか？スプリントの純増数が増えているのなら国内もニケシュに任せた方が良いのではないか？(これは冗談ですが)、に対しては「単に数を追っていないだけ」とした。
前回株価に関して聞いた時に孫社長は割安だと言った、今日の時点ではそこから更に下がっているがどう思うか？→割安だ。ソフトバンクの実力を正しく評価すればもっと上がっても良いはず。
半年で5千億円も増えた負債は？事業売却で埋める。